札幌伝統野菜の特大キャベツ「札幌大球」を使って、JAさっぽろの丸岡晃専務理事と水嶋仁光常務理事が2品の料理を作りました。
この取り組みは、札幌野菜の一層の消費拡大と魅力発信を目指し、当JAの組合員向け広報誌「虹の大樹」のコーナーのひとつとして企画したもの。当JAの役職員が札幌野菜を調理する様子をお伝えしています。今回は、札幌産小松菜に引き続き2回目の実施で、毎回の調理にあたっては、マヨネーズやドレッシングでお馴染みのキユーピー㈱にレシピ提供をいただいています。
札幌大球は、大きいものだと20㎏程度、直径50cm以上にまで育つ特大キャベツ。葉が厚く歯ごたえがあり、甘味が強いのが特徴です。主に漬物用として戦前までは道内各地で生産されていましたが、農作業の負担が大きいことや漬物需要の減少により近年では生産量が激減。当JAでは、2014年から「伝統野菜を後世に残そう」と生産復活に取り組んでおり、現在市内では4戸が生産しています。
とても大きな札幌大球ですが、葉の枚数は一般的なキャベツとかわりません。それだけ1枚1枚の葉が大きくて厚みがあるのです。
今回、札幌大球で調理したのは、「じゃがいもとミートソースのロールキャベツ」と「キャベツのチーズカレー春巻き」の2品。ロールキャベツは、札幌大球の葉の大きさを活かして30cm程度はあろうかという特大サイズも作りました。葉の大きさと厚さゆえに下ごしらえには少し手間取りましたが、30分ほどで完成。どちらも札幌大球の甘味が感じられ、とても美味しく出来上がりました。
JAさっぽろでは、札幌の生産者が丹精込めて育てた野菜をより多くの人に食してもらうため、これからも色々な食べ方を提案していきます。
- 丸岡専務
- 「漬物用だと思われがちな札幌大球ですが、色々な調理方法で美味しく食べられることを発信していければと思います」
- 水嶋常務
- 「大きなロールキャベツで、札幌大球の1枚の葉がどれだけ大きいかわかってもらえるのではないでしょうか。見た目のインパクトだけでなく、甘味の強い美味しさも多くの人に知ってもらいたいです」
今回作ったレシピの詳細は、広報誌「虹の大樹」1月号をご覧ください。