手稲山口の特産品「大浜みやこ(かぼちゃ)」と「サッポロスイカ」の初セリが行われました!

札幌市手稲区の手稲山口地区で栽培されている「大浜みやこ(かぼちゃ)」と「サッポロスイカ」の初セリが札幌市中央卸売市場で行われました。

7月24日(土)「大浜みやこ」初セリ

「大浜みやこ」の初セリは、秀品5玉(10kg)で10万円の過去最高値が付きました。
現在、大浜みやこは、手稲山口地区・石狩市の一部などの9戸の農家で栽培されており、作付面積は約745アール。育苗研修会から圃場検見、目揃会、糖度検査、圃場の中間状況確認まで、全生産者で行なっており、検査員の厳格な基準により検査をして合格した質の良いカボチャだけを「大浜みやこ」として市場に送り出す制度を確立しています。
同地区の水はけの良い砂地と昼夜の寒暖差を活かした栽培で、糖度が高く粉質に優れており、完熟段階で収穫されるのも特徴です。
初日は、194ケースが出荷され、8月いっぱいまでの出荷を見込んでいます。
JAさっぽろ果実部会の松森剛部会長は「5・6月は天候が良くなく生育が遅れていましたが、夏が近づくにつれ高温の日が続いたことから遅れを挽回し、でん粉質に優れ糖度の高い大浜みやこに仕上がりました」と話していました。

JAさっぽろの軽部組合長(左)と松森果実部会長(右)がセリの様子を見守りました。
過去最高の高値で競り落とされた「大浜みやこ」。
大浜みやこ物語

7月27日(火)「サッポロスイカ」初セリ

「サッポロスイカ」の初セリは、昨年より1週間ほど早く行われ、最高値は秀品2玉1万円の値が付きました。
サッポロスイカは、現在、手稲山口地区で3戸の生産者が栽培しています。砂地の畑で栽培され、緑地に黒の縞模様のなじみある姿に赤果実でしまった肉質と朝晩の寒暖差が引き出す抜群の甘味に定評があります。
今年は大浜みやこ同様、5・6月には生育の遅れが見られましたが、その後の猛暑により、糖度が高く実の締まりも十分なスイカに仕上がりました。
松森部会長は、「自信をもっておすすめできるスイカなので、是非食べてみてほしい」と話していました。
出荷は8月中頃まで行われる予定で、おもに札幌市内のスーパーなどで販売されます。

2玉で1万円の値が付いたサッポロスイカ。
スイカレディがうちわを配って「サッポロスイカ」をPRしました。
生産者を代表して、松森部会長が報道機関の取材を受けました。