ハウスに広がる爽やかな香り使いみち色々、魅力的なハーブの世界

西町地区組合員

草間 満さん

北区新川、草間 満さんが代表を務める有限会社草間花園(西町地区組合員)のハウスでは、沢山のハーブが光を浴び、すくすくと育っていた。

現在生産しているハーブは、ミント・バジル・ローズマリーなど35種、シクラメンや菊苗などの鉢花も生産している。

ハーブは料理やお茶、ポプリ、コンパニオンプランツなど使い道は様々で、西洋では医薬品としても利用されている。

「どのハーブにもそれぞれに特徴があるので、多くの方にハーブ本来の魅力を感じてほしいですね。例えば色々な料理にハーブは使われますが、バジルとチーズ、ドライトマトをオリーブオイルで和えたパスタは絶品ですよ。」

草間花園では、自然環境保全にも力を入れ、ハウスでは廃材を燃料とした木質バイオボイラーを自社で製作し使用する他、障がい者雇用など農福連携も行なうなど持続可能な取り組みを積極的に行なっている。人にも環境にも優しい農業を目指し続ける草間さんからは並々ならぬ熱意を感じた。

「ハーブは直接口に入るものだから安全安心にこだわり“子ども達が遊んで摘み取って食べても大丈夫”をコンセプトに化学農薬は使用していません。環境にも優しいから、最近では畑の周りにフクロウやサンショウウオがくるようになったんです。嬉しいですね。」

スペアミントを摘み、指で葉を揉む草間さんの手からさわやかな香りが広がった。