10月20日(日)、札幌グランドホテルで「JAさっぽろ准組合員コンベンション2024 食と農をもっと身近に」を開催しました。
このイベントはタイトルの通り、准組合員の皆さんにもっと「食」と「農」を身近に感じてもらいたい、JAさっぽろ圏内の農業の現状を知ってもらいたい、という想いで、JAさっぽろの生産者や同ホテル、ほか関係各所の協力を仰いで3年目の実施となりました(以前から「准組合員コンベンション」は行なっていましたが、会場やスタイルを変更して3年目)。
今年は、HBCで放送中の人気番組「グッチーな!」とのタイアップが実現。メインMCを務めるグッチーさん、森結有花アナウンサーのトークショーや、生産者と同ホテル・伊藤博之総料理長とのパネルディスカッションを行ないました。
グッチーさんと森アナウンサーには、この日に備え、事前にパネルディスカッションに参加するJAさっぽろ生産者の圃場を見学していただきました。
トークショーの前半では、グッチーさんの圃場見学の思い出話が止まらず、時間を気にした森アナウンサーが「グッチーさん、次、次いきましょう!」と慌てる場面も。後半では、読書好きというグッチーさんが、野菜にまつわる本を紹介。江國香織さんの「やわらかなレタス」やスペンサー・ジョンソンさんの「チーズはどこへ消えた?」などから、なぜこの本が面白いのか?をグッチーさん目線でお話いただきました。興味をそそる語り口はさすが!帰りに本屋さんへ寄られた参加者もいたのではないでしょうか。
トークショーの後には、JAさっぽろ産の農畜産物を使用したお食事を提供しました。メニューは伊藤総料理長が素材の魅力をどのように皆さんに伝えようか?と思案してくださったもの。「おいしいね!」とお隣の方と微笑み合う参加者の姿が、各テーブルで見られました。
パネルディスカッションでは、生産者からは生産に対するこだわりや想い、野菜の保存方法やお勧めの食べ方を、伊藤総料理長からは調理に対する想いなどをお話いただきました。
例えばレタス。とにかく早く、新鮮なうちに食べてもらうのが一番ですが、一度で食べきれない場合は切り口を一回カットして、カットした切り口を水に浸けて拭く。その後で新聞紙で包んで野菜室へ。お勧めの食べ方は、お好みのドレッシングを用意して、サラダにして食べてもらうのも良いですが、小林家ではお味噌汁の具として食卓にあがるそうです!食感を残すため、最後にパッと鍋に放してくださいね。
参加者からは「札幌圏で、こんなに農業が行われていることを初めて知った」「札幌の農業を守っていくために、消費者として何ができるかを考える機会になった」などの感想が寄せられました。嬉しい感想です~。
札幌にお住まいの方のなかにも、まだまだ札幌で農業が営まれているということをご存知ない方がいらっしゃいます。准組合の皆さんはJAをご利用いただいている方ですので、漠然と「JA=農業関連」とイメージができても、どんなものが作られているのかまではお伝えしきれていないのが現状です。このようなイベントの実施やホームページでのお知らせを通じて、どんどんお伝えしていかねば!と改めて感じた一日でした。