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わたしたちJAさっぽろは、
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に賛同し、
その達成に向けて、事業・活動に取り組みます。

JAさっぽろは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

JAさっぽろは「食と農を基軸とした地域に根ざした協同組合」として、組合員の皆さんの声に応えながら、不断の自己改革への取り組みを通じて、持続可能な地域農業、地域社会づくりに取り組んできました。

今後はさらに、わたしたちの事業や活動が与える多面的な影響にも配慮しながら、地球的視野に立ち、地域社会を構成する一員として、組織・事業・経営の革新をはかり、社会的役割を誠実に果たします。

JAさっぽろは、各々の置かれた環境を踏まえて、SDGsの達成に向けて取り組んでいきます。

取り組み 食料・農業事業分野

  1. 持続可能な食料の生産と農業の振興に取り組みます。
  2. 持続可能な食料供給に取り組みます。
  3. 農業生産における環境負荷の軽減に取り組みます。
  4. 農業のもつ多面的機能を発揮していきます。

取り組み 地域・くらし事業分野

  1. 安心して暮らせる持続可能で豊かな地域社会づくりに貢献していきます。

取り組み 協同・組織運営分野

  1. 国内外の多様な関係者・仲間との連携・参画につとめます。

JAさっぽろSDGs取組方針

令和4年8月1日
札幌市農業協同組合

1.「JAさっぽろSDGs取組方針」の目的

JAさっぽろにおけるSDGsの取り組みを推進するため、また、対外的に積極的に情報発信していくために、「JAさっぽろSDGs取組方針」を策定します。

2.「JAさっぽろSDGs取組方針」の策定にあたっての「基本的考え方」

SDGsの17の目標は、1つの取り組みを通じて、複数の目標達成を実現するなど、相互に関わりあう内容となっています。
JAさっぽろは「地域に根ざした協同組合」として総合事業を展開していることから、各取り組みを通じて、目標の達成に貢献できる可能性があるため、JAさっぽろの事業・活動の規模や地域性等を勘案して、実効性のある取組方針を策定し、対外的にも積極的に情報発信していきます。

3.重点分野と取り組み

SDGsの実践にあたっては、「地域に根ざした協同組合組織」であるJAさっぽろの特性をふまえ、重点実施事項を以下の3つの分野に整理し、その取り組みを通じて目標の達成に向けて取り組みます。

(1)食料・農業事業分野 

[ 取り組み ① ]
持続可能な食料の生産と農業の振興に取り組みます。
  • 安定的な食料供給を行うことはJAさっぽろの使命であり、持続可能な都市農業を展開するために、生産者の収入増加に繋がる相対取引や直売所・インショップ販売の拡大に取り組みます。
  • また、関係機関と連携して生産基盤の重要な要素である担い手の確保・支援と農地の保全・活用に取り組んでいきます。
[ 取り組み ② ]
持続可能な食料供給に取り組みます。
  • SDGsの達成に向けて、生産物出荷資材の規格統一化等の検討により生産経費の削減に取り組むとともに生産段階で発生する資源消費を抑制します。
  • また、消費者等には安全・安心な農畜産物を提供する農産物直売所の情報発信により地産地消を推進し、流通・販売段階でも資源消費を抑制します。
  • さらに、消費者等に対して持続可能な消費行動(フードロス削減、エシカル消費など)の情報を発信し、消費段階での資源消費の抑制や環境負荷の削減に取り組みます。
[ 取り組み ③ ]
農業生産における環境負荷の軽減に取り組みます。
  • 農畜産物の生産に必要な肥料・農薬の使用に際して、生産履歴記帳の取り組みを継続し、生産者には適正使用の遵守を徹底します。
  • 使用に伴い発生するプラスティックゴミの廃棄や違法な焼却を防止するなど、環境及び人体への影響に配慮した生産資材の適切な処理を促すための営農指導を行います。
  • また、土壌診断等により土壌の質的劣化並びに土壌流出や耕作放棄地の抑制など、土壌の保全を通じた環境への影響にも配慮した生産を促します。
[ 取り組み ④ ]
農業のもつ多面的機能を発揮していきます。
  • 都市農業の推進を通じて、経済・社会・環境などのあらゆる分野において関係機関との良好なつながりを持ち、農地を守る取り組みを行います。
  • 農業は生産面だけの機能ではなく、水資源涵養(かんよう)機能、大気調整機能、生物多様性保全機能、日本文化伝承機能、体験農業等学校教育の場など、環境面・文化面での様々な機能を有しており、その保全に寄与していきます。

(2)地域・くらし事業分野

[ 取り組み ⑤ ]
安心して暮らせる持続可能で豊かな地域社会づくりに貢献していきます。
  • 地域に暮らす組合員・地域住民に対して「地域に根ざす協同組合」としての役割を積極的に果たしていきます。
  • また、健康管理活動など様々なサービスの提供を受ける機会を確保します。
  • 行政と連携し、障がい者の社会参画を実現する農福連携の取り組みについて、JAも支援を行っていきます。

(3)協同・組織運営分野

[ 取り組み ⑥ ]
国内外の多様な関係者・仲間との連携・参画につとめます。
  • 地域で暮らすすべての人が生きがいをもって共に成長し続ける社会に貢献します。
  • 女性の運営参画や民主的な意思決定によるアクティブ・メンバーシップの推進、また、系統組織や地方公共団体等、地域の多様な組織とのパートナーシップを通じて地方創生に取り組みます。

4.重点事業・活動・目標

「JAさっぽろSDGs取組方針」に基づき、以下をSDGsに取り組むうえでの重点事業・活動と決定し、重点目標を設定することとします。

[ 重点目標 ① ]
目標2:飢餓をゼロに
「農業者の所得増大」、「農業生産の拡大」に取り組み、目標2の達成を目指します。
[ 重点目標 ② ]
目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
「資源の消費抑制」に取り組み、目標7の達成を目指します。
[ 重点目標 ③ ]
目標12:つくる責任 つかう責任
「環境負荷の軽減に対する営農指導」に取り組み、目標12の達成を目指します。
[ 重点目標 ④ ]
目標11:住み続けられるまちづくりを
「都市農業の維持推進」に取り組み、目標11の達成を目指します。
[ 重点目標 ⑤ ]
目標8:働きがいも経済成長も
「地域に根ざした協同組合」としての役割を果たし、目標8の達成を目指します。
[ 重点目標 ⑥ ]
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
「女性役員・管理職の登用」に取り組み、目標5の達成を目指します。

5.情報発信

「JAさっぽろSDGs取組方針」に基づき、JAさっぽろのSDGsの取り組みについて、広報誌「虹の大樹」やHP等で積極的に発信していくこととします。

以 上

JAさっぽろSDGs取組活動

【目標2】餓をゼロに

飢餓を終わらせ、
食料安全保障及び栄養の改善を実現し、
持続可能な農業を促進する。

  • 子ども食堂への協力
  • 札幌グランドホテルとの
    牛乳消費拡大への取り組み
  • 札幌グランドホテルとの
    牛乳消費拡大への取り組み

【目標3】べての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の
健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

  • 献血協力活動
  • べジチェック活動

【目標4】の高い教育をみんなに

すべての人に包摂的
かつ公正な質の高い教育を確保し、
生涯学習の機会を促進する。

  • 食農教育活動
  • 北大公開講座
  • 一統括支店一協同活動

【目標11】み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で
持続可能な都市及び人間居住を実現する。

  • 交通安全活動
  • 地域清掃活動

【目標17】ートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、
グローバル・パートナーシップを活性化する。

  • キユーピー(株)との連携による
    札幌野菜のおいしさを伝える取り組み
  • 青年部とスープストックトーキョーとの共創
  • カゴメ(株)・北海道赤十字血液センターとの
    連携による献血協力活動
  • ぎょれんとの連携による
    直売所での昆布販売