2018年2月17日(土) 組合員の皆さんに農業や農協を取り巻く環境についての理解を深めてもらうことを目的の一つとして、北海道大学大学院 農学研究院 小林国之 准教授を講師としてお招きし「知っていますか?~わたしたちの食とくらしを支える農協のこと~」と題した特別講義を行いました。
「特別講義」の会場は、北海道大学 農学部 S31教室です。
いわゆる学校の机と椅子が並ぶ教室に入ってくる組合員や職員など総勢24名。
「この机と椅子。懐かしい。」、「学生だったのは何年前だっけ?」、「授業を受けるみたいで緊張する。」などと、学生時代の思い出もそれぞれのようです。
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北海道大学といえば、1876年に開校した札幌農学校が前身です。
この場所で「農業や農協について学ぶ」ということには感慨深いものがあります。
講義では、協同組合に関する基本的な概要や日本の農協の特徴、現在指摘される問題点・課題などをわかりやすく解説していただきました。
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~北大の学生さんへのアンケート~
- Q:農協のイメージは?
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- 『中間搾取・高い手数料』
- 『農業のことをしないで金融業ばかり』
- 『あまり働いていない』
- 『センスが無い』
- 「もちろん、良いイメージの回答もありましたよ。」と小林 准教授
客観的な意見を聞くことも大切ですね。
講義終了後には、2017年11月に北海道大学構内にオープンした「北大マルシェ カフェ&ラボ」に移動し懇親会を行いました。
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札幌産のタマネギ「さつおう」と札幌伝統野菜の一つ「札幌大球(キャベツ)」を使用したお料理の他、北大牛乳を使用した「北大プリン」も提供されました。
北海道大学大学院 農学研究院では2016年1月に農林中金からの寄附講座として協同組合の存在意義を社会的に発信することを目指し「協同組合のレーゾンデートル研究室」が新設されています。
*「レーゾンデートル」とは、フランス語で「存在意義」を意味します。
JAさっぽろは、今後も北海道大学大学院と連携して、「知っているようで知らない協同組合(農協)」についての理解を広げる活動を展開していきます。