札幌伝統野菜「札幌黄」たまねぎの出荷が今年も始まりました!

札幌伝統野菜「札幌黄」たまねぎの出荷が今年も始まりました!

札幌伝統野菜の一つ「札幌黄」タマネギの出荷が9月24日(土)から始まりました。
札幌市中央卸売市場では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、試食の提供や初セリの実施は見送られ、相対で取引。今年は定植後の記録的な干ばつで生育が心配されていましたが、その後は定期的な降雨があったことから持ち直し、平年並みの出荷量が確保できる見込みです。JAさっぽろでは12月中旬までの出荷を予定しています。

札幌黄は肉厚で柔らかく熱を加えるといっそう甘味が増すのが特徴で、煮込み料理などに適しています。日本のタマネギ栽培の先駆けとして、札幌で誕生した在来種ですが、形や大きさが不揃いになりがちで、病気にも弱く栽培が難しいことから、一時は生産者が10戸程度にまで激減。幻のタマネギと呼ばれるようになりました。しかし抜群の食味を誇ることからも近年はその価値が見直され、再び栽培に乗り出す生産者が増えており現在は約30戸の生産者が札幌黄を生産しています。

札幌黄は、サッポロさとらんどやホクレンくるるの杜、ホクレンショップ市内各店などで販売される他、JAさっぽろ各支店窓口では、10月から期間限定で札幌黄10㎏を化粧箱に詰めたタマネギギフトの販売受付を行います。毎年、大好評を得ている数量限定の商品で、無くなり次第取り扱い終了となりますので、お申込みはお早めに。

初出荷の日には、生産者も市場に駆けつけテレビ局の取材を受けました。
ずらりと並ぶ札幌黄の化粧箱。