札幌伝統野菜「札幌大球」、今年も収穫期を迎えました

札幌伝統野菜のひとつ「札幌さっぽろ大球たいきゅう」の収穫が、清田区有明にて行われました。初日は10月29日(火)。1玉の重量が15㎏前後にもなる大球の根元に、生産者がひとつひとつ包丁を入れていきました。

熟練された手つきで収穫を行なう生産者。根元に包丁を入れ、手早く外葉を落としていきます。

計量と運搬を担当するのはJA職員等。経済部門からだけではなく、清田支店や本店の各室部からも有志を募り、20名が収穫作業に参加しました。

まずは、畑から切り離された大球を1ヵ所に山積みに。その後、秤で計量し重量ごとに仕分けを行ないました。

ひとつひとつ秤に乗せ、重量を確認していく作業。「13kg」「15kg!」と圃場に声が響きました。重量のある大球の時ほど、読み上げる声も大!

この日に収穫されたのは約2,000玉。多くは12~13kgで、最も大きなものは17kgでした。播種から収穫まで約半年かかる大球の栽培は難しく、生産者によると、今年収穫できたのは作付けの約3割とのこと。高温障害に適応できず、残念な年になったと話していました。

「札幌」の名が付く野菜を後世に残していきたい、そのような想いで大球を作付しているのは現在3戸。11月8日(金)までに全ての収穫作業を終え、合計約4,000玉が収穫されました。

重量ごとに仕分けされた大球。規格に合うものが、市内の量販店等に出荷されました。
「札幌大球」の詳細は……
札幌伝統野菜 – JAさっぽろ