- 1.栽培のこよみ
- 2.栽培の準備
- 苦土石灰を1㎡当たり150gを全面に散布します。
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元肥(1㎡当たり) 堆肥 2kg 油カス 150g 化成肥料 200g
- 3.うねたて
- 通路の土をうねの上に盛り上げる。
- 4.定 植
- 早く植えても地温が低く、根のつきが良くありません。
6月上・中旬が定植の適期ですが、苗としての定植適期は第一花房の第一花が咲いた頃。
苗は深く植えないように注意しましょう。 - 全ての花房は同じ向きに付くので、通路側に向けて植えるとその後の管理が容易
- 5.支柱立て・わき芽かき・追肥
- トマトは果実がなると重くなるので支柱は合掌型がよいでしょう。
- 支柱には8の字にしばります。
- 6.追肥・摘芯
- 追肥は第1花房が肥大をはじめた頃、化成肥料を1株10g施します。
その後1ヶ月に1回施します。 - 標準は第6花房の下で摘み取りますが、生育により差があります。8月上旬の開花花房を最終花房としてその上3葉を残して摘心するのが良いでしょう。
- 7.収 穫
- 実が赤くなったものから収穫します。
尻ぐされ果や灰色かびのついた果は早めに取り除きます。
- 8.ワンポイントアドバイス
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- (1)苗の選び方
- トマトの苗は適温で管理すると、通常は第7葉の上に第一花房がつきます。
育苗温度が高いと第8葉以上の位置に、低いと第7葉以下の位置に第一花房が付きます。
前者は着花数が減少し、後者は奇形果を生じやすくなります。
店先で良く観察してみましょう! - (2)茎が太くなり実付きが悪い畑では?
- 栄養成長と生殖成長のバランスが崩れているので、第一花房開花時にトマトトーンを散布すると良いでしょう。
この際に、蕾には散布しないことと、2度処理しないように注意しましょう。 - (3)果実の先(下部)が黒く腐りやすい畑では?
- このような畑は石灰不足なので、生育途中であるならばカルクロン等を葉面散布すると良いでしょう。