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-農業の宝☆ げんきびと紹介- vol.3
内海健司さん・郁子さん

Q.農業を始めたきっかけと現在は?

健司さん:元々は両親が農業をしていたので最初は田んぼで農作業をしていたけれど、昭和47年11月頃(当時39歳)、花畔にあった農協の倉庫が空くことになって。ちょうどその時に内地できのこ作りが盛んだということを耳にした仲間達に誘われて一緒にえのき作りを始めることにしたんだ。その中の数名が約1週間泊り込みで宮城県矢本町(現東松島市)へ行って、きのこの菌に関する生理学科を教わってきたんだ。戻ってきてから教わったとおりに棚作りなどに取り組んだんだけれども、最初は雑菌がついてうまくいかなくてね。そのうちに周りが野菜作りに専念すると言ってやめていってしまって。最終的には、私が設備を買い取って今のなめこ作りを始めたんだ。

郁子さん:えのきを作っている時から家の地下でなめこ作りを始めたんだったよね。
健司さん:そう、昭和55年になめこを作る小屋を建てたんだ。当時はなめこが最高で100g 280円位まで上がって、とても嬉しかったのを今でもよく覚えているよ。平成5年頃に息子が会社員を辞めて戻ってきてからは、さらに建物を大きくして、現在の内海きのこ園になったんだ。

Q.お二人の出会いは?

健司さん:お見合いで結婚したんだ。花川中学校の教頭先生だった母親の同級生が仲を取り持ってくれて「農家の娘さんいるよ~」と紹介してくださって。話を聞いていくと花畔で私が教わっていた先生と新琴似で奥さんが通っていた学校の校長先生が同一人物だったことがわかったんだ(笑)びっくりしたよ。

Q.仲良しの秘訣はありますか?

郁子さん:忙しくてケンカする暇がないことかなぁ。
家にいるときは二人で薬飲んだか確認しあったりしているよ。
健司さん:昔は毎年旅行も行って、よく金沢、四国、京都に行っていたけれど、視察研修なんかも入れると清水寺には4~5回行ったよ(笑)仕事では、私がパートさんに説明すると角が立つような言い方をしちゃうこともあるから、それは奥さんに任せているよ。