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生産者紹介
石井浩二さん

~ 平成29年に新規親元就農した石井浩二さんにお話を伺いました ~

Q.就農前の職業は何ですか?

21歳から一昨年まで、20年近く東京でシステムエンジニアをしていました。

Q.就農のキッカケは?

両親が72歳、66歳と高齢になってきたので、帰ってきて継ぐことに決めました。

石井浩二さん

Q.経営内容について教えて下さい。

米、麦、ブロッコリー、かぼちゃ、きぬさや、トウモロコシですね。父が一番力を入れているのはブロッコリーです。

Q.趣味はありますか?

趣味はテレビゲームでしたが、環境が変わったせいなのか、今は全くしなくなりましたね。

ブロッコリーを収穫する石井浩二さん

Q.東京での仕事はどうでしたか?

システムエンジニアをしている時は、やっぱり何か追われているという気持ちがありました。農業のように、身体を動かすことはしないので、体力的な疲れはないですが、精神的な疲れがすごく多かったなと感じました。

石井浩二さん

Q.実際に農業をやってみての感想は?

率直に言えば大変だなとは思います。ただ、それはどの仕事でも慣れるまでは大変ですよね。苦労して失敗して、やっと覚えていけるのかなと思っています。
また、担い手が減っているなというのはすごく感じます。離農した人も多いですし、農家も減ったなと思いますね。

Q.何歳まで農業を続けていこうと思っていますか?

何歳までとは決めず、続けられる限りは続けていきたいと思っています。経営環境も変わってきているので、10年、20年と続けていくために何をするべきなのかを考えています。

Q.お父様は喜んでいるのではないですか?

そうですね。怒られっぱなしですが(笑)

Q.代々、繋げていけるといいですね!

自分の子どもはまだいないですが、次に繋げていけるかを考えた時に、そこは自分の子どもでなくてもいいのかなとは思います。自分の子どもであれ、他の人であれ、強制的にやらせるのではなく、いかにやりたいと思わせる環境を作るかが大事だと思っています。

笑顔で話す石井浩二さん

Q.今後挑戦してみたいこと、やっていきたいことなどはありますか?

作物は色々試してみようかなと思っています。そして、一番考えているのは法人化です。個人で出来ることは結構限られているので、周りの方々と協力して、一緒に生産から販売まで楽しくワイワイやっていければと思っています。
後は、IOTにも興味があります。どういうものがあるのかあまり詳しくはないですが、以前の新聞でも、大根の種を蒔く時期をIOTでというのが載っていましたね。コストがかかるので考え中ですが、今後取り入れていければいいなと思っています。

Q.両親への想い・・・

後継者がいなければ離農も考えていたようなので、私が継いで両親を安心させてあげることが、自分に出来る一番の親孝行なのかなと思います。そのために帰ってきたので。今はまだ怒られてばかりですが、いつまでも親父に頼ってばかりいられないですし、早く一人前になって両親を安心させたい。それが今の目標です。